あら‐の【荒野/曠野】
荒れ果てている野。人けもなくて寂しい野原。あれの。 [補説]書名別項。→阿羅野
こう‐や【荒野】
1 あれはてた野原。あれの。あらの。 2 開発されていない土地。平安末から中世にかけて開墾・開発が奨励され、その開発地の、租税・雑役は免除された。
こうやのおおかみ【荒野の狼】
《原題、(ドイツ)Der Steppenwolf》ヘッセの小説。1927年刊。現代的社会になじむことのできない一匹狼の主人公ハリー=ハラーは、同じイニシャル(H.H.)をもつ著者自身の投影とされる。
こうやのけっとう【荒野の決闘】
《My Darling Clementine》米国の映画。1946年作。監督はフォード。実在の保安官ワイアット=アープが、弟を殺したならず者のクラントン一家と対決する西部劇。
こうやのけんし【荒野の剣士】
寒川光太郎の短編小説集。昭和33年(1958)刊。「黒影の男」「翼と紐」「蝦夷町人」などの作品を収める。
こうやのせいヒエロニムス【荒野の聖ヒエロニムス】
《原題、(イタリア)San Girolamo penitente》レオナルド=ダ=ビンチの絵画。板にテンペラと油彩。縦103センチ、横75センチ。苦悶の表情を浮かべる聖ヒエロニムスが神に祈る姿を...
こうやのよびごえ【荒野の呼び声】
《原題The Call of the Wild》ロンドンの長編小説。1903年刊。ペットとして飼われていた犬が、さらわれてそり犬になり、やがて野性にかえっていく姿を描く。1908年のD=W=グリ...