あさねぼう‐むらく【朝寝坊夢楽】
[1777〜1831]江戸後期の落語家。本名、里見晋兵衛。三笑亭可楽の弟子。人情話を得意とした。
あめ‐かぜ【雨風】
1 雨と風。「—にさらす」 2 雨まじりの風。吹き降り。風雨(ふうう)。 3 《江戸末期の上方落語から》酒も甘い物も両方好むこと。両刀遣い。
いちもん‐かい【一門会】
大相撲で、各一門に所属する部屋の親方の会。また、有名な落語家の弟子達の会。「二所ノ関—」「円楽—」
いっ‐せき【一席】
1 1回の茶席や宴席。 2 演説・講談・落語などの、1回の話。「—弁ずる」「毎度ばかばかしい話を—伺います」 3 順位で第1番。第1位。「音楽コンクールで—になる」
いろ‐もの【色物】
1 色のついている物。衣服や織物、紙などの、白・黒以外のもの。 2 寄席で、講談・義太夫・落語に対して、彩りとして演じられる漫才・曲芸・奇術・声色(こわいろ)・音曲(おんぎょく)などのこと。 3...
うまやかじ【厩火事】
落語。厩の火事で馬よりも家来の身を案じた孔子の故事にならい、髪結いの女房が、亭主の愛情を試そうと、大切な瀬戸物を割る。亭主は女房の身を案じるが、それはけがをされては、自分が食い上げになるからであった。
えん‐げい【演芸】
公衆の前で演じられる落語・漫才・講談・浪曲・曲芸・奇術その他、庶民的な演劇・音楽・舞踊などの芸。「—会」
えんげい‐じょう【演芸場】
種々の芸能を見せるために設けられた施設。主に講談や落語などの、大衆芸能を興行する建物をいう。
えんたろう‐ばしゃ【円太郎馬車】
《落語家橘家(たちばなや)円太郎が、明治10年代、当時の乗り合い馬車の御者のまねをして評判になったところから》乗り合い馬車のこと。がた馬車。えんたろう。
御後(おあと)が宜(よろ)しいようで
《「次の出演者の用意ができたようで」の意》落語家が高座から下りるときの台詞(せりふ)。