あつ‐で【厚手】
[名・形動]紙・布・陶器などの地の厚いこと。また、そのさま。「—な(の)鍋(なべ)」⇔薄手(うすで)。
うす‐がみ【薄紙】
ごく薄手の紙。→薄様(うすよう)
うす‐くち【薄口】
1 吸い物・煮物などの味の薄いもの。⇔濃い口。 2 「薄口醤油」の略。 3 土瓶・ちょこなどの薄手のもの。「—の茶碗」
うす‐ばた【薄端】
1 薄手の金属製の花器で、瓶(かめ)形などの胴の上に皿形の広口を付けたもの。広口の部分と胴は取り外しできる。 2 杯などの口が広くて底が浅いもの。
うす‐もの【薄物】
1 《「羅」とも書く》薄く織った織物。紗(しゃ)や絽(ろ)、麻の上布(じょうふ)の類。また、それで作った単(ひとえ)。うすはた。《季 夏》 2 酒の燗(かん)をするのに用いる薄手の銅製の鍋。〈日葡〉
うす‐よう【薄様】
1 薄手の鳥の子紙・雁皮紙(がんぴし)。また、一般に薄手の和紙。薄葉。⇔厚様(あつよう)。 2 上方を濃く、下方をしだいに薄くぼかして染めること。曙(あけぼの)染め。 3 襲(かさね)の色目の名...
おおず‐ばんし【大洲半紙】
大洲市付近で生産される半紙。ミツマタを原料とする薄手のもの。
カバート‐クロス【covert cloth】
梳毛(そもう)織物の一種。縦に濃淡2色の霜降りの双縒糸(よりいと)、横に濃色の単糸を使い綾織り、あるいはしゅす織りしたもの。主にコート・冬用のスーツ・乗馬服用。薄手の綿製のものは作業衣・制服など...
きぬ‐ばり【絹針】
絹布や薄手木綿を縫うときに用いる細い針。
くれない‐の‐うすよう【紅の薄様】
1 紅色の薄手の鳥の子紙。「—に、こまやかに書きたるべしと見ゆ」〈源・浮舟〉 2 襲(かさね)の色目の名。襲の衣の上から下へ紅をしだいに薄くし、下の2枚を白としたもの。