おのれ‐がお【己顔】
自分だけはという誇らしげな顔つき。得意顔。我は顔。「—に幅をして」〈花袋・春潮〉
こう‐ぜん【昂然】
[ト・タル][文][形動タリ]意気の盛んなさま。自信に満ちて誇らしげなさま。「—と胸を張る」「—たる口ぶり」
こ‐じ【誇示】
[名](スル)誇らしげに示すこと。得意になって見せること。「権力を—する」
さし‐ほこらか・す【差し誇らかす】
[動サ四]刀を誇らしげに腰に差す。「殊に大なる黒鞘巻(くろさやまき)を隠したる気(け)もなく—・したりけるが」〈盛衰記・一〉
とく‐い【得意】
[名・形動] 1 自分の思いどおりになって満足していること。「—の絶頂」⇔失意。 2 誇らしげなこと。また、そのさま。「—な顔」「—になる」 3 最も手なれていて自信があり、じょうずであること。...
とくい‐がお【得意顔】
[名・形動]いかにも誇らしげな顔つきをすること。また、そのさま。したり顔。じまん顔。「—に鼻をうごめかす」
はれ‐がまし・い【晴れがましい】
[形][文]はれがま・し[シク] 1 表立って華やかである。晴れやかで誇らしげである。「—・い席に着く」「授賞式に臨む—・い姿」 2 表立ちすぎていて気恥ずかしい。「こんな大層な集まりは—・い」...
ほこら‐か【誇らか】
[形動][文][ナリ]得意そうなさま。誇らしげなさま。ほこりか。「—な顔で受賞のあいさつをする」
ほこら‐か・す【誇らかす】
[動サ四]得意そうなさまをする。誇らしげにする。「大きなる黒鞘巻を隠したる気もなく、指し—・したりけるが」〈盛衰記・一〉
よう‐よう【揚揚】
[ト・タル][文][形動タリ]誇らしげなさま。得意げなさま。「意気—と引きあげる」「—と正面を向いて歩いている」〈漱石・虞美人草〉