い【遺】
[音]イ(ヰ)(漢) ユイ(呉) [訓]のこす わすれる [学習漢字]6年 〈イ〉 1 後に残る。「遺憾・遺棄・遺恨・遺跡/後遺症」 2 死後に残す。「遺愛・遺訓・遺骨・遺産・遺書・遺族・遺体...
い‐しょ【遺書】
1 死後のために書き残す文書や手紙。書き置き。遺言状。 2 後の世に残した書物。遺著。 3 方々に散りうせた書物。 [補説]書名別項。→遺書
いしょはいたつにん【遺書配達人】
有馬頼義の小説。雑誌「週刊文春」の創刊号から掲載された連作小説。昭和35年(1960)刊行。太平洋戦争中、病気のため上海で入院し、部隊を離れて生き残った兵士が、戦後帰国した日本で戦友たちから預か...
うら‐き【末木】
樹木の先のほう。こずえ。⇔本木(もとき)。「然るところその伽羅(きゃら)に本木(もとき)と—との二つありて」〈鴎外・興津弥五右衛門の遺書〉
おき‐ぶみ【置(き)文】
1 置き手紙。 2 子孫への書き置き。遺書。 3 古文書で、守り行うべき規則などを書いた文書。
かいかのさつじん【開化の殺人】
芥川竜之介の短編小説。大正7年(1918)7月、雑誌「中央公論」に発表。自殺した医師の遺書の体裁で、ある殺人の真相を描く。
かき‐おき【書(き)置き】
1 その場にいない人に、用件を書いて置いておくこと。また、その文。置き手紙。「—をする」 2 遺書。遺言状。
こう【斯う】
[副]《「か(斯)く」の音変化》 1 話し手の行動、または、聞き手よりも話し手に近い関係にある事物の状況をさす。このように。こんなふうに。「—書くのは誤りです」「—なったからには、覚悟しなければ...
こう‐きょ【薨去】
[名](スル)皇族または三位(さんみ)以上の貴人の死去すること。薨逝(こうせい)。「少林(わかばやし)城において御—なされ候」〈鴎外・興津弥五右衛門の遺書〉
こう‐しょう【行賞】
功績に対して賞を与えること。「論功—」「—の時思う旨があると言って辞退したので」〈鴎外・興津弥五右衛門の遺書〉