さん‐せい【酸性】
酸としての性質を示すこと。金属酸化物と反応して塩と水をつくる性質を示すこと。水溶液中では水素イオン指数pHが7より小さいときをいう。青色リトマスを赤変させる。⇔アルカリ性/塩基性。
さんせい‐う【酸性雨】
大気中の二酸化硫黄や窒素酸化物が溶け込んでいて酸性度の強い雨。動植物その他に被害を与える。
さんせい‐えん【酸性塩】
酸と塩基の中和が完全でなく、酸性の成分が残っている塩。硫酸水素ナトリウム・炭酸水素ナトリウムなど。
さんせい‐がん【酸性岩】
火成岩で、化学成分の二酸化珪素(けいそ)の含有量が66パーセント以上あるもの。有色鉱物が少ないので白っぽい。花崗岩(かこうがん)・流紋岩など。
さんせい‐けっしょう【酸性血症】
⇒アシドーシス
さんせい‐さんかぶつ【酸性酸化物】
酸性を示す酸化物。酸化物のうち、水と反応してオキソ酸となり、塩基と反応して塩をつくるもの。二酸化硫黄・二酸化窒素・二酸化炭素など。
さんせい‐し【酸性紙】
にじみ止めに硫酸アルミニウムなどを用いて製した紙。硫酸アルミニウムが繊維を徐々に加水分解するため長期の保存に耐えない。
さんせい‐しょくひん【酸性食品】
食品を燃焼して得た灰の成分中に燐(りん)・硫黄・塩素などの酸性を示す元素を多く含むもの。魚・肉・豆・穀類・卵黄など。
さんせい‐しょくぶつ【酸性植物】
泥炭地・湿原、酸性に傾いた畑地などの酸性土壌によく生育する植物。ミズゴケ・アシ・スゲ・スギナなど。
さんせい‐ショック【酸性ショック】
⇒アシッドショック