いつか‐がえり【五日帰り】
結婚後、5日目に嫁が里帰りすること。近世の習俗。「—におふくろの異見」〈浮・織留・二〉
かい‐ぞえ【介添え】
[名](スル)《「かきそえ」の音変化》 1 そばに付き添って世話をすること。また、その人。 2 結婚式で、新婦に付き添って世話をすること。また、その役の女性。昔はその女性が実家から新婦についてゆ...
カルメンこきょうにかえる【カルメン故郷に帰る】
木下恵介監督・脚本による映画の題名。昭和26年(1951)公開。東京のストリッパーが田舎に里帰りしたことで起こる騒動をコミカルに描く。日本映画初のカラー作品。出演、高峰秀子、小林トシ子、坂本武ほ...
き‐ねい【帰寧】
[名](スル)嫁に行った女性や、親もとを離れている女性が、里帰りして父母の安否を問うこと。「父母の大故と雖(いえど)も—せしめず」〈服部誠一・東京新繁昌記〉
さと‐がよい【里通ひ】
1 「里帰り1」に同じ。「昨日の昼—を致すとて」〈仮・竹斎・下〉 2 遊里へ通うこと。くるわがよい。「もはや—も今日切りと」〈浮・禁短気・一〉
さと‐びらき【里開き】
《「ひらき」は「かえり」を忌んでいう語》里帰り。「—此の頃にない飯を喰ひ」〈柳多留・七〉
さと‐みまい【里見舞(い)】
里帰りの翌日、新郎方から人をやって、新婦の安否をたずねること。
さる‐むこいり【猿婿入り】
異類婚姻譚の一。日照りで田の水がかれたとき、水を引いてくれた猿に、父親が娘を嫁にやるが、里帰りのときに猿は川に落ちて流されてしまう。
はな‐がえり【花帰り】
新婦が初めて里帰りすること。
ひざ‐なおし【膝直し】
婚礼後の新婦の里帰り。また、その時に行われる宴。