おそ【遅/鈍】
《形容詞「おそい」の語幹》心の働きの鈍いこと。愚か。まぬけ。「みやびをと我は聞けるをやど貸さず我を帰せり—のみやびを」〈万・一二六〉
どん【鈍】
[名・形動] 1 にぶいこと。頭の回転が遅く、動作がのろいこと。また、そのさま。「なんて—な奴だ」 2 愚かであること。ばかげていること。また、そのさま。「—な事ぢゃぞ、…妹めが居らぬ」〈伎・幼...
どん【鈍】
[常用漢字] [音]ドン(呉) [訓]にぶい にぶる のろい 1 刃物の切れ味が悪い。「鈍器・鈍刀」 2 感覚や動作がにぶい。「鈍感・鈍根・鈍重・鈍痛/愚鈍・遅鈍」 3 にぶくなる。にぶる。「鈍...
なま‐くら【鈍】
[名・形動] 1 刃物の切れ味が鈍いこと。また、そのさまや、その刃物。「—な包丁」 2 力が弱いこと。意気地がないこと。また、そのさまや、その人。「—なからだ」「そんな—なことでどうする」 3 ...
にび【鈍】
「鈍色」の略。「青—」「薄—」
のろ【鈍】
[名・形動]《形容詞「のろい」の語幹から》のろいこと。にぶいこと。また、そのさまや、そのような人。のろま。「目にあまる—な事をやってますぜ」〈白鳥・泥人形〉