うわ‐て【上手】
[名] 1 位置・方向が上のほう。うえ。特に、風上・川上などをいう。かみて。「風の—にまわる」⇔下手(しもて)。 2 相撲で、四つに組んで相手の差し手の上から相手のまわしを取ること。また、その...
うわて‐まわし【上手回し】
1 相撲で、上手で相手のまわしをつかむこと。また、そのまわし。 2 帆船の操船法の一。逆風で帆走する際、帆と舵(かじ)の操作で船首を風上に回して風を受ける舷を変え、針路を変更すること。
えび‐の‐しっぽ【海老の尻尾】
霧氷の一。高山などで、セ氏零度以下に過冷却した霧や雲の粒が岩石・樹木などに吹きつけられて着氷したもの。風上側に伸び、エビの尾状になる。
風上(かざかみ)に置(お)け◦ない
《風上に悪臭を発するものがあれば風下では臭くて困るところから》性質や行動の卑劣な者をののしっていう言葉。仲間としてはとうてい扱えぬほど卑劣だ。「医者の—◦ないやつ」
かざ‐しも【風下】
風の吹いていく方向。かざした。⇔風上(かざかみ)。
か‐せん【火船】
1 昔、敵船を焼き打ちにするため、わらや薪などを積んで火をつけ、風上から流した船やいかだ。 2 「火輪船(かりんせん)」に同じ。
風(かぜ)に順(したが)いて呼(よ)ぶ
《「荀子」勧学から》風上から風下に向かって呼べば声がよく届くように、勢いに乗じて事を行えば成功しやすいというたとえ。
カバヤ【(インドネシア)kabaya】
インドネシアの衣服の一種。長袖(ながそで)のぴったりしたシャツ風上着。
ぎゃく‐そう【逆走】
[名](スル) 1 逆の方向に走ること。特に、高速道路などの一方通行の道で、本来とは逆方向に車を走らせること。 2 ヨットなどが風上に向かって進むこと。「—性能」→縦帆 3 事態が、順当な動き、...
サスツルギ【sastrugi】
《(ロシア)zastruga/застругаより》強風によって雪原の表面が削られ、風向きに沿って形成される浮き彫り模様。風上側は急傾斜になり、風下側になだらかに延びる。稜線の高さは十数センチメ...