ふう‐りゅう【風流】
[名・形動] 1 上品な趣があること。みやびやかなこと。また、そのさま。風雅。「—な庭」 2 世俗から離れて、詩歌・書画など趣味の道に遊ぶこと。「—を解する」 3 「ふりゅう(風流)2」に同じ。...
ふうりゅう‐いんじ【風流韻事】
自然に親しみ、詩歌を作って楽しむこと。風流な遊び。
ふうりゅうしどうけんでん【風流志道軒伝】
談義本。5巻。風来山人(平賀源内)作。宝暦13年(1763)刊。当時実在した辻講釈師深井志道軒の伝記の形で世相を風刺したもの。
ふうりゅう‐じん【風流人】
風流の趣味を解する人。風流を好む人。風流人士。
ふうりゅうせんぽう【風流懺法】
高浜虚子の小説。明治40年(1907)「ホトトギス」に掲載。続編に「続風流懺法」「風流懺法後日譚」がある。
ふうりゅう‐だな【風流棚】
意匠をこらして作られた棚。
ふうりゅうふかがわうた【風流深川唄】
川口松太郎の短編小説。昭和10年(1935)発表。「鶴八鶴次郎」「明治一代女」と併せて同年の第1回直木賞受賞。昭和11年(1936)、劇団新派により舞台化。昭和35年(1960)、美空ひばり主演...
ふうりゅうぶつ【風流仏】
幸田露伴による短編小説。明治22年(1889)、叢書「新著百種」の第5号として発表。
ふうりゅうみじんぞう【風流微塵蔵】
幸田露伴の長編小説。明治26年(1893)から明治28年(1895)にかけて、「国会」紙に連載。未完。
ふうりゅうむたん【風流夢譚】
深沢七郎の短編小説。昭和35年(1960)、雑誌「中央公論」に発表。夢の中の話という設定のフィクションだが、皇族が処刑される描写があることなどから物議を醸す。右翼団体は抗議運動を展開し、出版元で...