あすか【ASCA】
《Advanced Satellite for Cosmology and Astrophysics》平成5年(1993)2月に打ち上げられたX線天文衛星ASTRO-D(アストロディー)の愛称。...
あすか【飛鳥/明日香】
奈良県高市郡明日香村のこと。また、その付近一帯の称。推古朝以来百余年、都が置かれ、橘寺(たちばなでら)・石舞台古墳・高松塚古墳など史跡が多い。 [補説]「飛鳥」の表記は、「あすか」にかかる枕詞「...
あすかい【飛鳥井】
姓氏の一。藤原北家(ほっけ)から出た難波頼経(なんばよりつね)の子である雅経(まさつね)に始まる。 [補説]「飛鳥井」姓の人物飛鳥井雅有(あすかいまさあり)飛鳥井雅親(あすかいまさちか)飛鳥井雅...
あすかい‐りゅう【飛鳥井流】
1 室町中期に飛鳥井雅親が開いた書道の流派。栄雅流。 2 鎌倉前期に飛鳥井雅経が開いた蹴鞠(けまり)の流派。
あすか‐がわ【飛鳥川】
奈良県中部を流れる川。高取山に源を発し、畝傍(うねび)山と天香具山の間を流れ、大和川に注ぐ。昔は流れの変化が激しかったので、定めなき世のたとえとされた。また、同音の「明日」の掛け詞や枕詞として...
あすかきょう‐あと【飛鳥京跡】
明日香村(奈良県高市郡)にある飛鳥時代の遺跡。6世紀末から7世紀にかけて歴代の天皇が営んだ宮を中心とする地区で、豊浦宮・小墾田宮・飛鳥岡本宮・飛鳥板蓋宮・飛鳥川辺行宮・飛鳥川原宮・後飛鳥岡本宮・...
あすかきよみはら‐りつりょう【飛鳥浄御原律令】
天武天皇10年(681)編集を命じ、持統天皇3年(689)に施行した法令。令22巻は大宝律令の基礎となった。律は巻数・施行時期とも不明。浄御原令(きよみはらりょう)。→律令
あすか‐じだい【飛鳥時代】
6世紀末から7世紀にかけて、飛鳥地方を都とした推古朝を中心とする時代。→推古時代
あすか‐だいぶつ【飛鳥大仏】
明日香村の安居院(あんごいん)にある金銅製丈六の釈迦如来像。推古天皇14年(606)元興寺(がんごうじ)金堂の本尊として鞍作止利(くらつくりのとり)が製作。
あすか‐でら【飛鳥寺】
明日香村にあり、元興寺・法興寺などと呼ばれた寺。推古天皇4年(596)蘇我馬子(そがのうまこ)の建立と伝えられる。平城遷都に伴い平城京に元興寺建立後は本元興寺と呼ばれた。現在、安居院と飛鳥大仏が残る。