ギュイヨー【Jean Marie Guyau】
[1854〜1888]フランスの哲学者・詩人。スペンサーらの進化論哲学と生の哲学とを結合する立場から生の本質と発展をとらえようとした。著「義務も制裁もない道徳」「社会学的見地からみた芸術」など。
ぎゅう‐そうじゅ【牛僧孺】
[779〜847]中国、唐の政治家。字(あざな)は思黯(しあん)。時の宰相の子、李徳裕と対立。新興科挙官僚と門閥貴族の対立として名高い牛李(ぎゅうり)の党争を展開。
ギュツラフ【Karl Friedrich August Gützlaff】
[1803〜1851]ドイツの宣教師。東洋布教に従事。漂流日本人漁師に日本語を学び、渡日を企てて失敗。1837年、シンガポールで最古の邦訳聖書「約翰(ヨハネ)福音之伝」を出版。漢名は郭実猟。
クールベ【Gustave Courbet】
[1819〜1877]フランスの画家。近代写実主義の代表的画家。パリ‐コミューンに参加し、スイスに亡命。作「オルナンの埋葬」「画家のアトリエ」「セーヌ河畔の娘たち」など。
グラス【Günter Grass】
[1927〜2015]ドイツの小説家。幻想的でしかも鋭い社会批判を含む長編小説を発表。作「ブリキの太鼓」「犬の年」「ひらめ」など。
フロベール【Gustave Flaubert】
[1821〜1880]フランスの小説家。精密な考証に基づく客観的描写を唱道し、写実主義文学の確立者とされる。作「ボバリー夫人」「サランボー」「感情教育」「聖アントワーヌの誘惑」など。フローベール。