せきね‐しょうじ【関根正二】
[1899〜1919]洋画家。福島の生まれ。幻想に満ちた表現主義的な画風で注目されたが、結核で夭折(ようせつ)。
セラフィモービチ【Aleksandr Serafimovich】
[1863〜1949]ソ連の小説家。本姓ポポフ(Popov)。その作「鉄の流れ」は社会主義リアリズムの一典型とされる。
セリーヌ【Louis-Ferdinand Céline】
[1894〜1961]フランスの小説家。第一次大戦後、世界の悪意と人間の悲惨を描いた作品で物議をかもす。のち、反ユダヤ主義の著作を発表し、第二次大戦後に戦犯の罪に問われた。作「夜の果てへの旅」「...
せんげ‐もとまろ【千家元麿】
[1888〜1948]詩人。東京の生まれ。尊福(たかとみ)の子。武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)と交わり白樺派に属した。人間と自然への賛美を素朴にうたった人道主義的な詩人として知られる。詩...
ゼンパー【Gottfried Semper】
[1803〜1879]ドイツの建築家。古典主義の研究者で、ドレスデンの宮廷歌劇場(現ゼンパーオーパー)、ウィーンのブルク劇場を建てた。著「様式論」など。
ゼーガース【Anna Seghers】
[1900〜1983]ドイツの女流小説家。社会主義リアリズム文学の代表者。作「第七の十字架」「死者はいつまでも若い」など。
そうま‐ぎょふう【相馬御風】
[1883〜1950]評論家・詩人・歌人。新潟の生まれ。本名、昌治。「早稲田文学」の編集に参加、また三木露風・野口雨情らと早稲田詩社を興し、自然主義の立場から評論・口語自由詩を発表。晩年は良寛の...
ソレル【Georges Sorel】
[1847〜1922]フランスの社会思想家。サンジカリスムの理論的指導者で、議会主義の偽善に対して、暴力の倫理性を説いた。著「暴力論」など。
そん‐ぶん【孫文】
[1866〜1925]中国革命の指導者・政治家。広東(カントン)省香山の人。字(あざな)は逸仙。号、中山。初め医師となったが、革命運動に入り、1894年興中会を組織、1905年、東京で中国革命同...
ソールズベリ【Robert Arthur, 3rd Marquis of Salisbury】
[1830〜1903]英国の政治家。ディズレーリのあとを継いで保守党党首となり、1885年から1902年にかけて三度首相に就任。南ア戦争などの帝国主義政策を推進。