えむら‐ほっかい【江村北海】
[1713〜1788]江戸中期の儒学者・漢詩人。名は綬。播磨(はりま)の人。宮津藩に仕えたが、のち退任し、京都に住み、漢詩文の普及に尽くした。著「日本詩史」「日本詩選」など。
えん‐しょう【袁紹】
[?〜202]中国、後漢末の群雄の一人。汝南汝陽の人。霊帝の没後、宮廷の宦官(かんがん)勢力を一掃。献帝を擁した董卓(とうたく)を倒した。のち曹操(そうそう)と対立し、官渡の戦いで大敗、病死した。
えん‐ばい【袁枚】
[1716〜1797]中国、清代の文人。字(あざな)は子才。号は簡斎・随園老人。詩は格式にとらわれず、自己の性情を自由に表現すべきものと性霊(せいれい)説を主張。食通としても知られ、「随園食単」...
おう‐あんせき【王安石】
[1021〜1086]中国、北宋の政治家・文学者。臨川(江西省)の人。字(あざな)は介甫(かいほ)。神宗の信任を得て宰相となり、青苗(せいびょう)法など多くの新法を実施したが、旧法党の反対にあっ...
おう‐かん【王翰】
[687ころ〜726ころ]中国、盛唐の詩人。晋陽(しんよう)(山西省)の人。字(あざな)は子羽。辺塞(へんさい)の兵士の感慨を詠じた「葡萄(ぶどう)の美酒、夜光の杯」で始まる「涼州詞」は有名。
おう‐き【王翬】
[1632〜1717]中国、清初の画家。常熟(江蘇省)の人。字(あざな)は石谷。号は清暉主人・耕煙外史・烏目(うもく)山人など。人物・山水画にすぐれ、南宗画(なんしゅうが)と北宗画を集大成し、画...
おう‐げんき【王原祁】
[1642〜1715]中国、清初の画家。太倉(江蘇省)の人。字(あざな)は茂京(もきょう)、号は麓台。祖父の王時敏に画を学ぶ。宮廷画家として正統南宗画(なんしゅうが)の伝統を守る。四王呉惲(ごう...
おう‐じゅう【王戎】
[234〜305]中国、晋代の隠士。琅邪臨沂(ろうやりんき)(山東省)の人。字(あざな)は濬沖(しゅんちゅう)。竹林の七賢の一人。
おう‐せんし【王仙芝】
[?〜878]中国、唐末の黄巣の乱の指導者。濮(ぼく)州(山東省)の人。塩の密売商人。875年に挙兵し、華北を転戦したのち敗死。
おう‐ぼつ【王勃】
[649?〜675?]中国、唐代の詩人。竜門(山西省)の人。字(あざな)は子安。王通の孫。初唐の四傑と称され、六朝の軽薄な詩風の改革に努めた。文章では「滕王閣序」が有名。