はなやぎ‐しょうたろう【花柳章太郎】
[1894〜1965]新派俳優。東京の生まれ。本姓、青山。喜多村緑郎の門下。昭和14年(1939)新生新派を結成。第二次大戦後は劇団新派の統率者となり、新派の女方芸を完成させた。代表的な舞台に「...
はに‐ごろう【羽仁五郎】
[1901〜1983]歴史学者。群馬の生まれ。旧姓、森。羽仁もと子の娘婿。唯物史観の立場から明治維新を研究。野呂栄太郎らと「日本資本主義発達史講座」の刊行に参加・執筆。第二次大戦後は広く文明批評...
はまぐち‐ようぞう【浜口陽三】
[1909〜2000]版画家。和歌山の生まれ。昭和5年(1930)東京美術学校塑造(そぞう)科を中退して渡仏、水彩・油彩・銅版画などを制作。昭和14年(1939)帰国。第二次大戦後は銅版画に専念...
はやかわ‐せっしゅう【早川雪洲】
[1889〜1973]俳優。千葉の生まれ。本名、金太郎。渡米しハリウッドで「タイフーン」「チート」などの作品に出演。のち、自ら製作会社を設立して映画製作にも進出。舞台俳優としても、ブロードウエー...
バオ‐ダイ【Bao Dai】
[1914〜1997]ベトナム、阮朝第13代皇帝。在位1925〜1945。第二次大戦後退位。のち、ベトナム民主共和国に対抗し、1949年フランスの支援のもとにベトナム国元首となったが、1955年...
バタイユ【Georges Bataille】
[1897〜1962]フランスの思想家・小説家。無神論の立場から人間の至高の在り方を追求、第二次大戦前後から神秘的傾向を深め現代文明への根元的批判を展開した。著「無神学大全」「眼球譚」など。
バッハマン【Ingeborg Bachmann】
[1926〜1973]オーストリアの女性詩人・小説家。第二次大戦後の世界を鋭く描写した。詩集「大熊座の呼びかけ」、短編集「三十歳」「同時通訳」、長編「マリーナ」など。
ばば‐つねご【馬場恒吾】
[1875〜1956]ジャーナリスト。岡山の生まれ。「ジャパンタイムズ」「国民新聞」の編集長を歴任。自由主義擁護の論陣を張り、無産政党の結成にも尽力。第二次大戦後、読売新聞社社長。
バルフォア【Arthur James Balfour】
[1848〜1930]英国の政治家。1902〜1905年の首相在任中に英仏協商を締結。第一次大戦中、外相としてユダヤ民族のパレスチナ復帰を支持する「バルフォア宣言」を発表。
バー‐モー【Ba Maw】
[1893〜1977]ビルマの政治家。1937年、インドから分離後の初代首相となる。43年、対日協力政権の主席となり、第二次大戦後、日本に亡命。帰国後、野党マハーバマ党を結成し、政界に復帰。著「...