かわだ‐じゅん【川田順】
[1882〜1966]歌人。東京の生まれ。甕江(おうこう)の子。佐佐木信綱門下。初期は浪漫的な作風で、のち写実的な傾向に転じた。実業界でも活躍。歌集「伎芸天」「山海経」「鷲」など。
かわち‐の‐ふみうじ【西文氏】
古代の渡来系氏族。王仁(わに)の子孫と伝えられる。河内国古市郡に住み、主に文筆をもって大和朝廷に仕えた。
かわづ‐すけやす【河津祐泰】
[?〜1176]平安末期の武将。伊豆の人。伊東祐親の子。曽我兄弟の父。工藤祐経(くどうすけつね)の部下に伊豆で殺された。大力で相撲の名手といわれた。かわづのすけやす。
かわばた‐ぼうしゃ【川端茅舎】
[1897〜1941]俳人。東京の生まれ。本名、信一。竜子(りゅうし)の異母弟。高浜虚子に師事。「ホトトギス」同人。句集に「華厳(けごん)」「白痴」など。
かわばた‐やすなり【川端康成】
[1899〜1972]小説家。大阪の生まれ。「新思潮」に発表した「招魂祭一景」で認められ、横光利一らとともに「文芸時代」を創刊。新感覚派として出発。日本ペンクラブ会長。文化勲章受章。昭和43年(...
かわひがし‐へきごとう【河東碧梧桐】
[1873〜1937]俳人・書家。愛媛の生まれ。名は秉五郎(へいごろう)。正岡子規に師事。新傾向俳句を唱えた。荻原井泉水(おぎわらせいせんすい)らと「層雲」を創刊。のち、自由律に進んだ。著「三千...
かん‐おん【桓温】
[312〜373]中国、東晋(とうしん)の武将。安徽(あんき)の人。字(あざな)は元子(げんし)。荊州(けいしゅう)刺史となり、長江上流の兵権を握る。のちに大司馬となり簡文帝を立て、帝位の禅譲を...
がもう‐くんぺい【蒲生君平】
[1768〜1813]江戸後期の尊王論者・儒学者。下野(しもつけ)の人。名は秀実。水戸学の影響を受ける。荒廃した歴代天皇陵を調査して「山陵志」を著述。また、「不恤緯(ふじゅつい)」で、海防の必要...
きたばたけ‐ちかふさ【北畠親房】
[1293〜1354]南北朝時代の公卿・武将。後醍醐天皇の皇子世良(ときなが)親王の養育にあたったが、その死によって出家。宗玄、のち、覚空と号した。建武の中興により、再び出仕。顕家とともに義良(...
ぎだ‐たいし【祇陀太子】
《「祇陀」は、梵Jetaの音写》中インドの舎衛(しゃえ)国波斯匿王(はしのくおう)の太子。所有の祇陀林を、須達(しゅだつ)長者とともに釈迦(しゃか)に献じ、そこに祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)が造...