フローリー【Paul John Flory】
[1910〜1985]米国の化学者。高分子物理化学のさまざまな分野で理論と実験の基礎を築き、重合反応、高分子溶液の熱力学的性質と粘性、鎖状高分子の統計力学などに多くの業績を残した。1974年ノー...
フンク【Casimir Funk】
[1884〜1967]米国の生化学者。ポーランドの生まれ。米糠(こめぬか)から脚気(かっけ)や神経炎に有効な成分を抽出、その物質をビタミンと命名した。
プレーグル【Fritz Pregl】
[1869〜1930]オーストリアの有機化学者。微量天秤を開発し、有機化合物の元素微量分析法(プレーグル法)を完成した。1923年ノーベル化学賞受賞。
ヘック【Richard F. Heck】
[1931〜2015]米国の化学者。化学メーカー研究員を経て、デラウェア大教授。有機化合物の合成を仲介する触媒にパラジウムを使い、ヘック反応を確立した。2010年、根岸英一、鈴木章とともにノーベ...
ホフマン【August Wilhelm von Hofmann】
[1818〜1892]ドイツの有機化学者。コールタールからアニリンを発見するなど、タール染料工業の基礎を築いた。また、アリル化合物やホルムアルデヒドなどの研究でも業績をあげた。
ボードリヤール【Jean Baudrillard】
[1929〜2007]フランスの社会学者。構造主義・記号論の影響下で記号としての「物」を考察し、現代消費社会を分析した。著「消費社会の神話と構造」「象徴交換と死」など。
ポリツィアーノ【Angelo Poliziano】
[1454〜1494]イタリアの詩人・人文主義者。プラトン哲学者フィチーノの弟子。メディチ家の家庭教師として活躍。晩年は古典籍の評釈などに努めた。詩「騎馬槍試合のスタンツェ」、詩劇「オルフェオ物...
まつむら‐じんぞう【松村任三】
[1856〜1928]植物学者。茨城の生まれ。東大教授。ドイツに留学して植物分類学を研究、日本の植物の分類に貢献。著「日本植物名彙」「帝国植物名鑑」など。
マリケン【Robert Sanderson Mulliken】
[1896〜1986]米国の物理化学者。分子中の電子の状態を研究し、分子軌道法を創始した。また、電荷移動錯体の概念を提唱した。1966年ノーベル化学賞受賞。
メチニコフ【Il'ya Il'ich Mechnikov】
[1845〜1916]フランスの生物学者。ロシアに生まれ、フランスに帰化。パスツール研究所長。食細胞現象を発見するなど、細菌学に貢献。免疫の食細胞説を唱えた。1908年、エールリヒとともにノーベ...