ふるた‐たるひ【古田足日】
[1927〜2014]児童文学者・文学評論家。愛媛の生まれ。山中恒らとともに小川未明の童話を批判。作「ロボット・カミイ」「おしいれのぼうけん」「宿題ひきうけ株式会社」、評論「現代児童文学論」など。
フロマンタン【Eugène Fromentin】
[1820〜1876]フランスの小説家・画家・美術評論家。自伝的小説「ドミニック」は心理小説の傑作とされる。
ブランショ【Maurice Blanchot】
[1907〜2003]フランスの評論家・小説家。幻想的な作風で知られる。バタイユとの交流も有名。評論「来るべき書物」「文学空間」「災厄のエクリチュール」、小説「謎の男トマ」など。
ブロツキー【Iosif Aleksandrovich Brodskiy】
[1940〜1996]米国の詩人。ソ連の生まれ。作品が地下出版されていたが、「社会的徒食者」として逮捕され、後に米国へ亡命した。優れた哲学的叙情詩を書いたほか、評論や随筆の名手としても知られる。...
ブールジェ【Paul Bourget】
[1852〜1935]フランスの小説家・批評家。実証主義・科学万能主義を批判、心理分析を重視した。評論「現代心理論叢」、小説「弟子」など。
プリーストリー【John Boynton Priestley】
[1894〜1984]英国の小説家・劇作家・批評家。小説「友達座」「エンジェル小路」で流行作家となる。戯曲「危険な曲がり角」、評論「イギリス小説論」。
ベッヒャー【Johannes Robert Becher】
[1891〜1958]ドイツの詩人。表現主義から出発し、反戦的な政治詩人として活躍。詩集「滅亡と勝利」、自伝小説「別れ」、評論「詩の擁護」など。
ベンヤミン【Walter Benjamin】
[1892〜1940]ドイツの思想家・評論家。ユダヤ神秘思想とマルクス主義とを背景とする独得の思想を展開し、神秘的洞察力に満ちた多くのエッセーを書いた。1933年ナチスに追われてフランスに亡命、...
ベールイ【Andrey Belïy】
[1880〜1934]ロシア・ソ連の詩人・小説家。本名ボリス=ニコラエビチ=ブガーエフ(Boris Nikokaevich Bugaev)。ロシア象徴派の代表者の一人。音楽の技法を取り入れた散文...
ペイン【Thomas Paine】
[1737〜1809]英国の政治評論家・革命思想家。1774年渡米、「コモンセンス」を著して米国世論を啓発した。米国独立後は欧州に渡り、著「人間の権利」でフランス革命を支持。