クルイロフ【Ivan Andreevich Krïlov】
[1769〜1844]ロシアの詩人。平明なロシア語により、軽妙で社会風刺に富んだ寓意(ぐうい)詩を書いた。クルイローフ。
クレー【Paul Klee】
[1879〜1940]スイスの画家・銅版画家。ドイツで活躍。豊かな想像力により、明澄な詩情をたたえた抽象画を描いた。
クレール【René Clair】
[1898〜1981]フランスの映画監督。詩情や風刺に富んだ作風。代表作「イタリア麦の帽子」「巴里の屋根の下」「自由を我等に」など。
クロプシュトック【Friedrich Gottlieb Klopstock】
[1724〜1803]ドイツの詩人。ドイツ近代詩の祖とされる。作「メシーアス」「春の祝い」など。
くろやなぎ‐しょうは【黒柳召波】
[1727〜1772]江戸中期の俳人。京都の人。別号、春泥舎。服部南郭に漢詩を学んだが、俳諧に転じ、蕪村の弟子となった。遺稿に「春泥句集」がある。
グレー【Thomas Gray】
[1716〜1771]英国の詩人。ロマン主義の先駆者。「墓畔の哀歌」は「新体詩抄」に訳出され、明治文学に影響を与えた。グレイ。
けい‐か【荊軻】
[?〜前227]中国、戦国時代の刺客。衛の人。燕(えん)の太子丹の依頼で、秦王政(始皇帝)を刺そうとして失敗、殺された。太子との別れに、易水(えきすい)のほとりで作った易水送別の歌「風蕭々として...
げん‐しん【元稹】
《「げんじん」とも》[779〜831]中国、中唐の詩人。洛陽(河南省)の人。字(あざな)は微之(びし)。白居易の親友で、元白と並称される。その平易な詩風は元和(げんな)体とよばれた。小説に「鶯鶯...
げんせい【元政】
[1623〜1668]江戸前期の日蓮宗の僧。京都の人。俗姓、石井氏。諱(いみな)は日政。京都深草に住み、熊沢蕃山・石川丈山らと交遊。法華経研究と詩文にすぐれた。著「本朝法華伝」「草山集」など。
こうげつ‐そうがん【江月宗玩】
[1574〜1643]江戸初期の臨済宗の僧。茶人。号、欠伸子・慒袋子・赫々子など。津田宗及の子。大徳寺の住持。茶を父や小堀遠州に学び、詩文・書にも秀でた。