かおう‐にんが【可翁仁賀】
南北町時代の画家。建仁寺の高僧可翁宗然(?〜1345)とする説が有力。水墨による道釈人物画にすぐれた。
かわはら‐けいが【川原慶賀】
[1786〜?]江戸後期の洋風画家。長崎の人。通称、登与助。長崎出島の出入り絵師となり、シーボルトの依頼で動植物や風俗の写生画を描く。シーボルト事件に連座、江戸・長崎追放となる。
ぞうが【増賀】
[917〜1003]平安中期の天台宗の僧。橘恒平の子。比叡山で良源に顕密を学んで諸国を遊行。のち多武峰(とうのみね)に入って修行。著「玄義鈔」。
まんてい‐おうが【万亭応賀】
[1819〜1890]江戸末期・明治初期の戯作者。江戸の生まれ。本名、服部孝三郎。合巻「釈迦八相倭文庫」で戯作界に地位を確立、のち反動的な風刺作品を書いた。
り‐が【李賀】
[790〜816]中国、中唐期の詩人。福昌(河南省)の人。字(あざな)は長吉(ちょうきつ)。韓愈の知遇を得たが、不遇のまま早世。浪漫的、幻想的な詩風で有名。