ももぞの‐てんのう【桃園天皇】
[1741〜1762]第116代天皇。在位1747〜1762。桜町天皇の第1皇子。名は遐仁(とおひと)。在位中、宝暦事件が起こった。
ももた‐そうじ【百田宗治】
[1893〜1955]詩人。大阪の生まれ。本名、宗次。詩誌「椎の木」を主宰。詩集「最初の一人」「ぬかるみの街道」など。
モラエス【Wenceslau de Moraes】
[1854〜1929]ポルトガルの海軍軍人・日本文化研究家。明治31年(1898)来日、神戸・大阪領事となり、日本女性と結婚し、のち徳島に永住。日本の民俗・文化を海外に紹介した。著「日本通信」「...
モラビア【Alberto Moravia】
[1907〜1990]イタリアの小説家。心理主義的な写実描写により、現代人の倦怠(けんたい)と退廃を鋭く描き出した。作「無関心な人々」「ローマの女」など。
モラン【Paul Morand】
[1888〜1976]フランスの小説家・詩人。外交官として世界各地に駐在、異国趣味的コスモポリタニズムに立つ新感覚の作品を書いた。作「夜ひらく」「夜とざす」「恋のヨーロッパ」など。
モランテ【Elsa Morante】
[1912〜1985]イタリアの女性作家。モラビアの最初の妻。寓話的な筆致で独得な詩的世界を構築した。小説「禁じられた恋の島」、大作「歴史」など。
もり‐あつし【森敦】
[1912〜1989]小説家。長崎の生まれ。横光利一の推薦で東京日日新聞に「酩酊船(よいどれぶね)」を連載、注目を浴びるが、その後放浪生活に入る。「月山(がっさん)」で文壇に復帰、芥川賞を受賞。...
もり‐ありのり【森有礼】
[1847〜1889]政治家。鹿児島の生まれ。明六社を創立。第一次伊藤博文内閣の文相となり、一連の学校令を公布して学制改革を行ったが、帝国憲法発布の明治22年(1889)2月11日に国粋主義者に...
もり‐ありまさ【森有正】
[1911〜1976]哲学者。東京の生まれ。有礼(ありのり)の孫。東大助教授を辞してフランスに移住。デカルト・パスカルの研究に従事。著「デカルトとパスカル」「バビロンの流れのほとりにて」。
もり‐えと【森絵都】
[1968〜 ]小説家・児童文学作家。東京の生まれ。本名、雅美。児童文学やアニメーションのシナリオの執筆の後、少年少女の揺れ動く心理をみずみずしく描いた作品で若年層の共感を得る。「風に舞いあがる...