カサノバ
《Giovanni Giacomo Casanova》[1725〜1798]イタリアの文人。ヨーロッパ各地の貴族の間で漁色・冒険の生涯を送った。フランス語で書いた自伝「回想録」は風俗・文化資料...
カッシーニ【Giovanni Domenico Cassini】
[1625〜1712]イタリアの天文学者。のち、フランスに帰化。木星の自転や土星の衛星を発見、また土星の環の精密測定を行ってカッシーニの空隙(くうげき)を発見した。パリ国立天文台の初代台長。
カルピーニ【Giovanni de Piano Carpini】
[1182ころ〜1252]イタリアのフランシスコ会士。生地コルピニにちなんでの通称。ローマ法皇の使節としてモンゴル帝国のグユク=ハンに謁見。その旅行報告記「実事報告」で東洋の知識を西欧に伝えた。
ジェンティレ【Giovanni Gentile】
[1875〜1944]イタリアの哲学者・政治家。ローマ大教授。新ヘーゲル学派に属し、ヘーゲル弁証法の絶対的内在性を強調した。師であるクローチェに反して自由主義からファシズムへ転向し、ファシズムの...
チマブエ【Giovanni Cimabue】
[1240ころ〜1302ころ]イタリアの画家。フィレンツェ派。ビザンチンの伝統様式から、しだいに新しい人間的感情の表現に至り、ルネサンスへの転換期を代表する画家とされる。チマブーエ。チマーブエ。
パスコリ【Giovanni Pascoli】
[1855〜1912]イタリアの詩人。自然の美などを描いた幻想的な叙情詩は、多くのイタリア現代詩人に影響を与えた。また、古代の神話や原始キリスト教の伝統にも深い関心を示した。作「御柳(ぎょりゅう...
パピーニ【Giovanni Papini】
[1881〜1956]イタリアの小説家・批評家。未来派運動に参加。初め無神論者であったが、のちカトリックに回心した。小説「行きづまった男」、評伝「キリスト伝」など。
ベルニーニ【Giovanni Lorenzo Bernini】
[1598〜1680]イタリアの彫刻家・建築家。バロック様式の形成に多大な影響を与えた。作「聖女テレジアの法悦」。
マリニョーリ【Giovanni de' Marignolli】
[1290ころ〜1357]イタリアのフランチェスコ会宣教師。教皇ベネディクトゥス12世の命で、東方布教のため、陸路で中国に赴き、1342年、元の順帝に謁見。
モンテ‐コルビノ【Giovanni da Monte Corvino】
[1247〜1328]イタリア生まれのフランチェスコ会修道士。1294年、元の大都(北京)に至り、没するまで30年にわたって布教し、4000人の信者を得た。新約聖書をモンゴル語に訳したといわれる...