出典:gooニュース
ニデックから…牧野フライスがTOB質問状の回答受領、「真摯に検討する」
牧野フライスは買収でニデックの製品と競合する顧客から信頼を失う可能性や影響などについて、具体的な説明を求める質問状を1月28日付で送っていた。ニデックの回答内容について牧野フライスは「真摯(しんし)に検討する」とコメントした。 一方、ニデックは2月3日、同買収提案をめぐり、牧野フライスの取締役会が1月31日付でニデック取締役会に送付した要望書を受領したと発表した。
牧野フライスに面会求める…ニデック、質問状回答で買収効果強調
ただ個別具体的な情報については回答を控え、非公開情報や機密情報を相互提供した上で協議する必要があるとして、牧野フライス経営陣との面談を強く求めた。 シナジーについて牧野フライスは、同社の「高速、高精度、高品位」な加工技術と、ニデックの歯車加工や大型部品加工など「より汎用的な技術」では事業の親和性が定かではないと質問状で主張。
牧野フライスがニデックに質問状、具体的シナジー提示要望
また牧野フライスは創業以来一貫して工作機械の専業メーカーで、「顧客との競合関係がないことは非常に重要な要素」と強調した。ただニデックは精密小型モーターや車載用製品など幅広く事業を展開し、牧野フライスの顧客と「構造的な競合関係が生じることが懸念される」とした。現に顧客から「牧野フライス製品の買い控えをする」との意見があるとし、こうした負の影響への認識などについて説明を求めた。
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