1 人が本来尽くすべきつとめ。「学生の―をわきまえる」
2 そのものに本来備わっている性質。
「絵を以て、絵の―以外なる事件の発展をさえ描こうと試みた」〈漱石・文学評論〉
出典:青空文庫
・・・すと云うは、真如法性本分の天地に充塞し、六合に遍満したる理を、聞・・・ 芥川竜之介「るしへる」
・・・に容喙する者は、その本分を忘れて邪路に陥る者として非難さるる事あ・・・ 寺田寅彦「自然現象の予報」
・・・れないし、また自分が本分を忘れて、他人の門戸をうかがうような不倫・・・ 寺田寅彦「比較言語学における統計的研究法の可能性について」