へんけいきん【変形菌】
枯れ木・枯れ葉などの表面にアメーバ状の栄養体(変形体)を広げ、アメーバ運動をして栄養分をとり、これから球形・円柱形などの胞子嚢 (ほうしのう) を出す生物の一群。ムラサキホコリカビ・ツノホコリカビなど。分類学上、20世紀半ば頃まで変形菌門とされていたが、現在は植物・動物・菌類のいずれでもないアメーバ動物の一門と考えられている。変形菌類。粘菌。粘菌類。真正粘菌。
へんけいたい【変形体】
変形菌の栄養体。粘液アメーバが多数接合して、細胞壁のない原形質の塊となったもの。アメーバ運動を行い、形を変えながら移動する。
へんけいどうぶつ【扁形動物】
動物界の一門。体は背腹に扁平で楕円形または細長く、左右相称をなし、体節構造はない。体表は繊毛またはクチクラで覆われる。循環器・呼吸器・骨格を欠き、多くは肛門もない。渦虫 (うずむし) 類・吸虫類・条虫類の3綱に分けられる。
出典:青空文庫
・・・画会は当時の書画会の変形であるが、展覧会がなかった時代には書画会・・・ 内田魯庵「淡島椿岳」
・・・第一義の精神からは、変形された玩賞的芸術に他ならないのだ。 詩人・・・ 小川未明「正に芸術の試煉期」
・・・仏教の輪廻説と混じて変形したものらしい。これは明治まで存し、今で・・・ 幸田露伴「魔法修行者」