フェルミとうけい【フェルミ統計】
⇒フェルミディラック統計
フェルミのパラドックス
《Fermi paradox》イタリアの物理学者E=フェルミが発した「もし宇宙人が存在するなら、いったいどこにいるのか」という問いに由来する矛盾。宇宙の年齢が十分に長く、恒星の数も膨大であるため、地球外文明が存在する可能性は非常に高く、またその数も十分多いと考えられる。にもかかわらず、人類以外の知的生命体との接触がまったくないという事実との矛盾を指摘したもの。→ドレークの方程式
フェルミバブル【Fermi bubble】
銀河系の中心部から上下方向に広がる、γ線を放射する巨大な泡状の構造。2010年、フェルミγ線宇宙望遠鏡により発見。銀河面を挟んだ上下方向に数万光年程度の大きさがある。銀河系形成初期のスターバースト、または銀河中心部の巨大ブラックホールからの宇宙ジェットに起因すると考えられている。