マクスウェルのあくま【マクスウェルの悪魔】
マクスウェルが1871年に著した「熱の理論」の中に登場させた架空の魔物。気体を入れた容器内の隔壁にある小さな戸の張り番をし、そこで速度の大きい分子と小さい分子とを選り分けて通過させると、隔壁の両側で温度差を生じさせることができるというもの。熱力学の第二法則が多くの分子のかかわる統計的法則であることを示すのに用いた。マクスウェルの魔物。→熱力学の法則
マクスウェルのでんじりろん【マクスウェルの電磁理論】
ファラデーの電磁場の理論をマクスウェルが四つの微分方程式にまとめた古典電磁気学の理論。この理論から電磁波の存在が予言され、光が電磁波であることが導かれた。
マクスウェルのほうていしき【マクスウェルの方程式】
電磁場の時間的・空間的変化を記述する基本的な方程式。ファラデーの電磁誘導の法則を表す式、電流の磁気作用についてのアンペールの法則を一般化して表す式、電場および磁場についてのガウスの法則を表す式の四つの微分方程式からなる。マクスウェルが1864年に提出。電磁方程式。
マクスウェルのまもの【マクスウェルの魔物】
⇒マクスウェルの悪魔