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辞書
へん‐たん【偏袒】
《「へんだん」とも》片肌を脱ぐこと。「天竺(てんぢく)は—して合掌するを礼として」〈翁の文〉
へんたん‐うけん【偏袒右肩】
1 仏語。僧が相手に恭敬の意を表す袈裟(けさ)の着方で、右肩を肩脱ぎにし、左肩のみを覆うこと。古代インドの王に対する礼法に由来する。 2 片肌脱ぎになること。「—の湯上りに浴衣姿」〈滑・浮世風呂・前〉
へんたんやくわん【偏袒扼腕】
激しく怒ったり悔しがったりして、感情を激しく高ぶらせること。▽「偏袒」は片肌を脱ぐこと。意気込む様子。「扼腕」は自分の片手でもう一方の腕を強く握りしめること。怒ったり悔しがったりするさま。「扼」は押さえつける意。