かん【菅】
[人名用漢字] [音]カン(クヮン)(漢) [訓]すげ すが 〈カン〉 1 イネ科の草の名。カルカヤ。「菅茅(かんぼう)」 2 菅原氏、特に菅原道真のこと。「菅家・菅公」 〈すげ〉カヤツリグ...
かん‐がい【菅蓋】
《「かんかい」とも》スゲで作って長柄(ながえ)につけ、背後からさしかける大きいかさ。大嘗祭(だいじょうさい)のとき、悠紀殿(ゆきでん)・主基殿(すきでん)へ行幸する天皇の頭上にさしかけるもの。す...
すげ‐がさ【菅蓋】
⇒かんがい(菅蓋)
かん‐け【菅家】
菅原氏の家系。また、特に菅原道真(すがわらのみちざね)のこと。
かんけいかい【菅家遺誡】
教訓書。2巻。著者未詳。室町時代の成立といわれる。公家で守るべきことを菅原道真に仮託して33条にまとめたもの。神事・田猟・武備・刑罰・冠婚葬祭などに分類。菅家遺訓。かんけゆいかい。
かん‐こう【菅公】
菅原道真(すがわらのみちざね)の敬称。
かん‐さんぼん【菅三品】
菅原文時(ふみとき)の通称。
すがわら‐の‐これよし【菅原是善】
[812〜880]平安前期の学者。清公(きよきみ)の子。道真の父。文章博士(もんじょうはかせ)を経て参議、従三位に至った。「文徳実録」の編集に参加。「東宮切韻」などを撰した。
すがわら‐の‐たかすえのむすめ【菅原孝標女】
[1008〜?]平安中期の女流文学者。父孝標は道真の玄孫。母は藤原倫寧(ともやす)の娘で、道綱母の異母妹。30歳を過ぎて祐子内親王に出仕、橘俊通の妻となった。生涯を回想的に描いた「更級(さらしな...
すがわら‐の‐ふみとき【菅原文時】
[899〜981]平安中期の漢詩人・学者。道真(みちざね)の孫。文章博士(もんじょうはかせ)。天暦8年(954)村上天皇に政治論「意見封事三箇条」を提出。菅三品(かんさんぽん)と称された。