いちかた‐りゅう【一方流/都方流】
平曲の流派の一。鎌倉末期の如一(にょいち)を祖として、その弟子明石覚一が確立。この系統の者は、その名に一・都・市などの字を用いる。→八坂流
いち‐な【一名/市名/都名】
琵琶法師などがつけた名。名前の最後に一・市・都などの字がつく。特に、鎌倉末期の如一(にょいち)を祖とする平曲の流派は一名をつけるので、一方(いちかた)流と呼ばれた。のち、広く一般の盲人も用いた。
つ【都】
⇒と
つ‐いな【都維那】
⇒維那(いな)
つう‐す【都寺/都守】
《唐音。「都監寺(つうかんす)」の略》禅宗寺院で、監寺の上にあって、寺の一切の事務を監督する役職。六知事の一。都管(つうかん)。つす。
つごう【都合】
1〔便宜〕convenience彼はいつも自分の都合だけで決めるHe always makes arrangements to suit his own convenience.きょうは都合が悪...
つど【都度】
テニスの選手が難しい球を打ち返す都度,観客から歓声が上がったEach [Every] time the tennis player returned a difficult ball, the ...
と【都】
1〔行政区画〕東京都the Tokyo metropolitan area/the metropolis of Tokyo都内⇒とない(都内)全都にわたってthroughout the metr...
とえい【都営】
都営の体育館a gymnasium run [managed] by the metropolitan government都営住宅municipal housing; municipally ...
とか【都下】
都下にin Tokyo/in the metropolitan area
つごう【都合】
[共通する意味] ★物事の状態、調子や、人が置かれている状況。[英] conditions[使い方]〔都合〕▽先生の都合を聞いてみよう〔具合〕▽うまい具合によい席がとれた[使い分け]【1】二語と...
つごう【都合】
[共通する意味] ★金を集めたり使ったりすることについての工夫。経済的に豊かでない状況の中で、収入と支出のバランスを苦労して調えること。[英] makeshift[使い方]〔やりくり〕スル▽苦し...
つごう【都合】
[共通する意味] ★全部を合計して。[英] altogether[使い方]〔合わせて〕(副)▽二人で合わせて五千円払う▽合わせて二千人の参加者〔締めて〕(副)▽締めて三万円のお買い上げ〔都合〕(...
と【都】
[共通する意味] ★地方公共団体の一つ。[使い分け]【1】「都」は、地方公共団体の一つで、東京都がこれにあたる。また、東京都の略称。「都の認可を得る」【2】「道」は、地方公共団体の一つで、北海道...
とかい【都会】
[共通する意味] ★人口が集中し、その地域の政治、経済、文化の中心になっている町。[英] cities[使い方]〔都市〕▽沿岸地方の都市▽工業都市▽文化都市▽国際都市〔都会〕▽華やかな都会▽都会...
つる‐しげと【都留重人】
[1912〜2006]経済学者。東京の生まれ。米国ハーバード大学卒業後、同校の講師を務める。昭和17年(1942)帰国し、昭和22年(1947)第1回経済白書を執筆。その後は一橋大学学長など各大...
どどいつぼう‐せんか【都都逸坊扇歌】
[1804〜1852]江戸後期の俗曲演奏家。初世。常陸(ひたち)の人。本名、岡福次郎。当時流行の都々逸節を改良して今日の曲調に定着させた。即席や謎解きも得意としたが、風刺性をとがめられて江戸を去った。
みやこ‐いっちゅう【都一中】
⇒都太夫(みやこだゆう)一中
みやこだゆう‐いっちゅう【都太夫一中】
[1650〜1724]江戸前期の浄瑠璃太夫。初世。京都の人。本願寺派明福寺の住職。還俗して岡本文弥門下の都万太夫に浄瑠璃を学び、のち一中節を創始。以来現在まで一中節都派の家元名となっている。都一中。
みやこのにしき【都の錦】
[1675〜?]江戸中期の浮世草子作者。大坂の人。本名、宍戸光風。通称、与一。西沢一風の助力を得て、「元禄大平記」「沖津白波」などを発表した。