せん‐そく【洗足】例文一覧 2件

  1. ・・・ 帳場に居た亭主が、算盤を押遣って「これ、お洗足を。それ御案内を。」 とちやほや、貴公子に対する待遇。服装もお聞きの通り、それさえ、汗に染み、埃に塗れた、草鞋穿の旅人には、過ぎた扱いをいたしまする。この温泉場は、泊からわずか四五・・・<泉鏡花「湯女の魂」青空文庫>
  2. ・・・喰い残りの麦飯なりとも一椀を恵み給わばうれしかるべしとて肩の荷物を卸せば十二、三の小娘来りて洗足を参らすべきまでもなし。この風呂に入り給えと勧められてそのまま湯あみすれば小娘はかいがいしく玉蜀黍の殻を抱え来りて風呂にくべなどするさまひなびた・・・<正岡子規「旅の旅の旅」青空文庫>