そう‐ぎょう〔サウゲウ〕【早暁】例文一覧 2件

  1. ・・・父親は早暁から村へ下りて行ったのである。 スワは一日じゅう小屋へこもっていた。めずらしくきょうは髪をゆってみたのである。ぐるぐる巻いた髪の根へ、父親の土産の浪模様がついたたけながをむすんだ。それから焚火をうんと燃やして父親の帰るのを待っ・・・<太宰治「魚服記」青空文庫>
  2. ・・・のごときはかなりにこの意味の天然を生かしてはいる。早暁の町のアスファルトの上を風に吹かれて行く新聞紙や、スプレー川の濁水に流れる渦紋などはその一例である。これらの自然の風物には人間の言葉では説明しきれない、そうして映画によってのみ現わしうる・・・<寺田寅彦「映画時代」青空文庫>