てん‐かん〔‐クワン〕【展観】例文一覧 5件

  1. ・・・ この椿岳国の第一の名産たる画はどんな作である乎、先年の椿岳展覧会は一部の好事家間に計画されたので、平生相知る間を集めて展観したのだから、この展覧会で椿岳の画の全部を知る事は出来なかったが、ほぼその画風を窺う事は出来た。 椿岳の画は・・・<内田魯庵「淡島椿岳」青空文庫>
  2. ・・・銀座で草木染めが展観されデパートで手織り木綿が陳列されるという現象がその前兆であるかもわからないのである。そうして、鋼鉄製あるいはジュラルミン製の糸車や手機が家庭婦人の少なくも一つの手慰みとして使用されるようなことが将来絶対にあり得ないとい・・・<寺田寅彦「糸車」青空文庫>
  3. ・・・ディートリヒ型、入江型、夏川型等いろいろさまざまな日本婦人に可能な容貌の類型の標本を見学するには、こうした一様なユニフォームを着けた、そうしてまだ粉飾や媚態によって自然を隠蔽しない生地の相貌の収集され展観されている場所にしくものはないようで・・・<寺田寅彦「自由画稿」青空文庫>
  4. ・・・ 西川一草亭の生花の展覧会などはある意味で花やくだものと容器とのモンタージュの展覧会であるが、あれをもっと拡張したような展観方法があってもいいと思う。 器物の美にはもちろんそれ自身に内在する美があるには相違ないが、それを充分に発揮さ・・・<寺田寅彦「青磁のモンタージュ」青空文庫>
  5. ・・・ 昨秋表慶館における伎楽面、舞楽面、能面等の展観を見られた方は、日本の面にいかに多くの傑作があるかを知っていられるであろう。自分の乏しい所見によれば、ギリシアの仮面はこれほど優れたものではない。それは単に王とか王妃とかの「役」を示すのみ・・・<和辻哲郎「面とペルソナ」青空文庫>