出典:gooニュース
医師の残業規制特例「宿日直許可」、取得病院が急増 茨城県調査
医師の当直業務で一定の条件を満たせば労働時間としてカウントしない「宿日直許可」を取得した病院が、茨城県内で急増していることが県の調査でわかった。時間外労働を少なくすることで、夜間や休日の医療体制を維持する狙いとみられる。ただ、急患対応が多忙でほとんど寝られていなくても、見かけ上は労働時間が少なくなる「隠れ宿日直」が懸念されている。
『宿日直許可』取る病院急増…時間外に上限「医師の働き方改革」2024年問題
なぜなら、『宿日直許可』という特例があるからです。“普段の業務と比べて軽度”で“十分な睡眠がとれる”場合、病院は、労働基準監督署から許可を得れば、その時間は、計算上、労働時間から除外できるのです。4月から始まった医師の働き方改革。上限がなかった時間外労働が、原則960時間に制限されたため、この宿日直許可を取る病院が急増しています。
分娩病院半数で「宿日直許可」 休息とみなし労働時間とせず
勤務医の残業規制が今年4月から始まることを踏まえ、日本産婦人科医会が昨年夏に実施した就労実態の調査で、分娩を扱う全国の病院947施設のうち半数超の479施設が、夜間の宿直や休日の日直を待機中の休息とみなして労働時間に算入しない「宿日直許可」を、労基署から取得済みか申請中と回答していたことが31日までに分かった。
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