姓氏の一。
やまむらざ【山村座】
歌舞伎劇場。寛永19年(1642)山村小兵衛が江戸木挽町に創設したという。江戸四座の一つであったが、正徳4年(1714)江島生島事件で廃絶。
やまむらさいすけ【山村才助】
[1770〜1807]江戸後期の蘭学者・地理学者。常陸 (ひたち) 土浦藩士。名は昌永 (まさなが) 。大槻玄沢に蘭学を学ぶ。新井白石の「采覧異言」、西川如見の「四十二国人物図説」を訂正・増補した。著作「西洋雑記」「印度志」「魯西亜国志」など。
やまむらぼちょう【山村暮鳥】
[1884〜1924]詩人。群馬の生まれ。本名、土田八九十 (つちだはくじゅう) 。初期の前衛的な詩風から、晩年は平易な表現の人道主義的作風に至った。詩集「三人の処女」「聖三稜玻璃 (せいさんりょうはり) 」「風は草木にささやいた」「雲」など。
出典:青空文庫
・・・の寒さ推して知らる。山村水廓の民、河より海より小舟泛かべて城下に・・・ 国木田独歩「源おじ」
・・・の勢力が如何なる海陬山村にも文明の威光を伝える為に、旅客は何の苦・・・ 幸田露伴「旅行の今昔」
・・・たこれを説けりお噺は山村俊雄と申すふところ育ち団十菊五を島原・・・ 斎藤緑雨「かくれんぼ」