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かく‐しん【革新】例文一覧 23件

  1. ・・・当時の文学革新は恰も等外官史の羽織袴を脱がして洋服に着更えさせたようなもので、外観だけは高等官吏に似寄って来たが、依然として月給は上らずに社会から矢張り小使同様に見られていたのである。 坪内氏が相当に尊敬せられていたのは文学士であったか・・・<内田魯庵「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」青空文庫>
  2. ・・・平たくいうと、当時は硯友社中は勿論、文学革新を呼号した『小説神髄』の著者といえども今日のように芸術を深く考えていなかった。ましてや私の如きただの応援隊、文壇のドウスル連というようなものは最高文学に対する理解があるはずがなかった。面白ずくに三・・・<内田魯庵「二葉亭余談」青空文庫>
  3. ・・・日本の文化を根本的に革新するには先ず人種を改造するが先決問題であるというが博士の論旨で、人種改良の速成法として欧米人との雑婚を盛んに高調した。K博士の卓説の御利生でもあるまいが、某の大臣の夫人が紅毛碧眼の子を産んだという浮説さえ生じた。・・・<内田魯庵「四十年前」青空文庫>
  4. ・・・またこの革新的気分と、人生的の感激を有しないセンチメンタリズムが詩を綴っていたら詩の精神を有しないばかりでなく、常に、新生活創始に先駆たるべき文化の精神を、誤るものだということを憚らないのであります。 詩の誤解されていることも久しいけれ・・・<小川未明「芸術は生動す」青空文庫>
  5. ・・・彼等はそれによって、芸術的、社会革新の信念を得ようとします。同じ人類の理想、思想の下に結合しようとします。それが最初少数の信者であったにしても、その熱意の存するかぎり、永久に働きかけるものです。真の芸術の強味はこゝにあります。芸術戦線の戦士・・・<小川未明「作家としての問題」青空文庫>
  6. ・・・ こうした涙ぐましい、謙譲にして真摯の芸術こそ、今日のような虚偽と冷酷と圧迫と犠牲とを何とも思っていない時代によって、まさしく正しい人々の胸に革新の火を燃やさずには措かないのである。トルストイの芸術がやはりそれだと思うのであります。・・・<小川未明「民衆芸術の精神」青空文庫>
  7. ・・・しかし街頭の実践運動家といえども倫理学的な指導原理を持ち、それによって社会革新の情熱を刺衝されないものは少ない。それどころか自分の社会革新の思想の正しい所以を合理的に根拠づけんとするやみがたい要求から自ら倫理学を発表さえもしている。アナーキ・・・<倉田百三「学生と教養」青空文庫>
  8. ・・・貧困とたたかって民族的・社会的革新のためにたたかうような青年などはお目にとまりそうにもない。 そこで青年たちは断然相互選択にイニシアチヴをとって「愛人教育」をやる気でなくてはならぬ。素質のいい娘を見つけて、如何なる青年を好むべきかを教え・・・<倉田百三「学生と生活」青空文庫>
  9. ・・・一切の婦人は熱心に社会、国家の革新を要請し、そのために協力しなければならないのである。 しばらく社会改革を抜きにして考えるならば、職業と母性愛とをできる限り協定させるよりほかはない。結婚するまでの就職はもとよりいいであろう。それは真面目・・・<倉田百三「婦人と職業」青空文庫>
  10. ・・・彼等の考え出すいろいろな革新は僕の周囲に死の機会を増し、彼等の説くところは僕を死に導き、または彼等の定める法律は僕に死を与えるのだ。」 織田君を殺したのは、お前じゃないか。 彼のこのたびの急逝は、彼の哀しい最後の抗議の詩であった。・・・<太宰治「織田君の死」青空文庫>
  11. ・・・ただ、学芸にたずさわる団体は時々何かしらかなり根本的な革新を企てて風通しをよくし、黴の生えないようにする必要があるという至極平凡なことを、やや強く表現しようとしただけのことである。実際、少々拙ない改新でも完全なる習俗に優ることがしばしばある・・・<寺田寅彦「二科展院展急行瞥見記」青空文庫>
  12. ・・・ 短歌や俳句が使い古したものであるからというだけの単純な理由からその詩形の破棄を企て、内容の根本的革新を夢みるのもあえてとがむべき事ではないとしても、その企図に着手する前に私がここでいわゆる全機的日本の解剖学と生理学を充分に追究し認識し・・・<寺田寅彦「日本人の自然観」青空文庫>
  13. ・・・れていた着物を一枚剥ねぬぎ、二枚剥ねぬぎ、しだいに裸になって行く明治初年の日本の意気は実に凄まじいもので、五ヶ条の誓文が天から下る、藩主が封土を投げ出す、武士が両刀を投出す、えたが平民になる、自由平等革新の空気は磅ほうはくとして、その空気に・・・<徳冨蘆花「謀叛論(草稿)」青空文庫>
  14. ・・・日本の社会生産と経済とは、封建のままの土地制度、耕農手段を基礎としていて、一握りの進歩的大名と、革新的下級武士と、外部からのヨーロッパ、アメリカとの力が結合して倒幕運動がおこされ、日本の近代企業、銀行、会社の創立は、すべて、政府の上からの保・・・<宮本百合子「木の芽だち」青空文庫>
  15. ・・・そして、大衆的懇談会で革新有志二十人をつくる。国鉄。 一般に官業だから政府のつぶれぬうちは従業員の生活は保証されていると考えている。十五ヵ年間以上つとめると一時金なら二千円以上  年金なら一時千円で以下毎年金が下りるので、お・・・<宮本百合子「大衆闘争についてのノート」青空文庫>
  16. ・・・という歌壇革新の歌論を日本新聞に発表したのは明治三十一年であった。当時十九歳ばかりであった長塚節はこの論文にいよいよ動かされた。そして、三十年には子規の門に入り、主として和歌、俳句、写生文を学び、子規が没し『アララギ』が出るようになってから・・・<宮本百合子「「土」と当時の写実文学」青空文庫>
  17. ・・・ 裡に絶え間ない不安、焦燥、生活の革新を抱いている者は、或る時は終に爆発する。それが、その時の周囲の状況、社会輿論の暗示によって、種々異った形式を採るのは争われない事実なのである。 故に、我々は、その重大な一点に、絶えず聰明な、透徹・・・<宮本百合子「深く静に各自の路を見出せ」青空文庫>
  18. ・・・商工業の急激な進歩、産業界全面の革新は一方に大英国の富をつみ上げてゆくと一緒に、その大都会の他の一方に猛烈な勢いで貧民窟と救民院の無力な活動と犯罪率の上昇とをうみ出した歴史的な一時代であった。心あるイギリス人は、この富と貧との新しい社会悲惨・・・<宮本百合子「フロレンス・ナイチンゲールの生涯」青空文庫>
  19. ・・・明治の初期における社会の革新的な動き方は、日本の歴史に未曾有のものであった。当時の進歩的な人々が、腐れ果てた封建の殼から脱け出して、新しい日本人として発展しようとした欲望には、真実が籠っていた。例えば今日常に保守的或は反動的な役割を持ってい・・・<宮本百合子「私たちの建設」青空文庫>
  20. ・・・多くの困難があり、苦痛があるにしろ、私共は、とかく姑息になり勝ちな人間の意志を超えた力で、社会革新の地盤を与えられたことを、意味深い事実として知っているのだ。 女性としての生活の上からも、本当に生活に必須なことと、そうでないこととの区別・・・<宮本百合子「私の覚え書」青空文庫>
  21. ・・・大学にいる間、秀麿はこの期にはこれこれの講義を聴くと云うことを、精しく子爵の所へ知らせてよこしたが、その中にはイタリア復興時代だとか、宗教革新の起原だとか云うような、歴史その物の講義と、史的研究の原理と云うような、抽象的な史学の講義とがある・・・<森鴎外「かのように」青空文庫>
  22. ・・・第三に、日本画で現代の浴室を、しかも全裸の女を描き得たということは、一種の革新である。現代に題材を取っても、できるだけ詩的な、現代離れのしたものを選みたがる日本画家の中にあっては、確かに注目に価することに相違ない。第四に構図と色彩とが成功で・・・<和辻哲郎「院展遠望」青空文庫>
  23.  歌舞伎芝居や日本音曲は、徳川時代に完成せられたものからほとんど一歩も出られない。もし現在の日本に劇や音楽の革新運動があるとすれば、それは西欧の伝統の輸入であって、在来の日本が生み出したものの革新ではない。それに比べると日本画には内から・・・<和辻哲郎「院展日本画所感」青空文庫>