いん‐のう【陰嚢】
陰茎の基部にあって、精巣(睾丸(こうがん))および精巣上体(副睾丸)を入れている袋状のもの。特殊な平滑筋層をもち、その収縮・弛緩(しかん)によって温度調節をする。ふぐり。
いん‐の‐うえ【院の上】
上皇に対する尊称。「—隠れ給ひて後」〈源・朝顔〉
いんのう‐すいしゅ【陰嚢水腫】
精巣と精巣を包む膜(精巣鞘膜(しょうまく))の間に液体がたまって、陰嚢(いんのう)が腫大した状態。
いん‐の‐くろうど【院の蔵人】
院の御所に置く蔵人。五位・六位の者を任じ、人数は約4名。
いん‐の‐こ【犬の子】
《「いぬのこ」の音変化》子供が夢をみておびえているときなどに唱えた、まじないの言葉。「泣くな泣くな。夢でも見たか。—、—」〈伎・小袖曽我〉