つかわさ・る【遣わさる】
[動ラ五(四)]「つかわされる」(下一段)の五段化。「無銭(ただ)ではわるい、一日に三銭も—・るように計らえ」〈露伴・観画談〉 [動ラ下二]「つかわされる」の文語形。
つかわさ・れる【遣わされる】
[動ラ下一][文]つかはさ・る[ラ下二]《動詞「遣わす」の未然形+尊敬の助動詞「れる」から》 1 「与える」の意の尊敬語。くださる。およこしになる。「お手紙でも—・れませ」〈洒・駅路雀〉 2 (...
つかわし‐め【使わしめ】
神仏の使いとされる動物。稲荷(いなり)の狐(きつね)、八幡の鳩、日吉(ひえ)の猿、春日(かすが)の鹿などの類。使い姫。使い。
つかわ・す【遣わす】
[動サ五(四)]《連語「つか(使)わす」の意味が発展して一語化したものという。3が原義であるが、後に敬意が薄れて下位者を派遣するだけの場合にも用いる》 1 目上の人が目下の者に対して人などを行か...
つかわ◦す【使はす】
[連語]《動詞「つか(使)う」の未然形+上代の尊敬の助動詞「す」》お使いになる。「朝(あした)には召して使ひ夕(ゆうへ)には召して使ひ—◦しし舎人(とねり)の子らは」〈万・三三二六〉