はつ‐しお【初入】
1 染め物を初めて染め液に浸すこと。ひとしお。 2 草木の葉が春や秋に色づき始めること。「浅みどり—染むる春雨に野なる草木ぞ色まさりける」〈風雅・春中〉 3 涙で袖の色が変わること。嘆き悲しむさ...
はつ‐しお【初潮/初汐】
1 製塩のためにその年初めてくむ潮水(しおみず)。 2 潮の満ちるときに最初にさしてくる潮。 3 陰暦8月15日の大潮。葉月潮。《季 秋》「—や鳴門(なると)の浪の飛脚舟/凡兆」
はつ‐しぐれ【初時雨】
その年初めて降る時雨。《季 冬》「—猿も小蓑(こみの)をほしげなり/芭蕉」
はつ‐しごと【初仕事】
1 新年になって、その年に初めてする仕事。仕事始め。《季 新年》 2 新しい職場で初めて行う仕事。
はつ‐しばい【初芝居】
正月の芝居興行。初春狂言。春芝居。《季 新年》