やすだ【安田】
姓氏の一。 [補説]「安田」姓の人物安田善次郎(やすだぜんじろう)安田靫彦(やすだゆきひこ)
やす‐だいじ【安大事/易大事】
表面はなんでもないようにみえて、その実は容易ならない一大事。「これこそ、さすが—よ」〈平家・七〉
やすだ‐こうどう【安田講堂】
東京大学本郷キャンパスにある講堂。実業家安田善次郎の寄付により建設された。正式名称は東京大学大講堂。
やすだ‐ざいばつ【安田財閥】
安田善次郎が築いた財閥。安田保善社を拠点にして銀行業を中心に発展したが、翼下に有力な産業部門を持たなかった。第二次大戦後、GHQの指令で解体。
やすだ‐じょしだいがく【安田女子大学】
広島市にある私立大学。昭和41年(1966)の開設。
やすだ‐ぜんじろう【安田善次郎】
[1838〜1921]実業家。富山の生まれ。幕末の江戸で両替商安田商店を営んで成功し、維新後、安田銀行に改組、また生命保険・損害保険会社を創立し、金融資本中心の安田財閥を築いた。日比谷公会堂・東...
やすだ‐ゆきひこ【安田靫彦】
[1884〜1978]日本画家。東京の生まれ。本名、新三郎。小堀鞆音(こぼりともと)に師事し、同門の仲間とともに紫紅会(のち紅児会)を結成、のち日本美術院の再興に参加。歴史画にすぐれた。文化勲章受章。
やすだ‐よじゅうろう【保田与重郎】
[1910〜1981]評論家。奈良の生まれ。昭和10年(1935)文芸雑誌「日本浪曼派」を創刊、伝統主義と近代文明批判を展開した。評論集「日本の橋」など。