いわんかた‐な・し【言はん方無し】
[形ク]《「ん」は推量の助動詞「む」の連体形》何とも言いようがない。たとえようもない。「上のつらくおはしますこと、さらに—・し」〈かげろふ・下〉
言(い)わんこっちゃな・い
《「こっちゃ」は「ことでは」の音変化》「言わないことではない」に同じ。
イワンのばか【イワンの馬鹿】
《原題、(ロシア)Skazka ob Ivane-durake》レフ=トルストイの創作民話。1885年刊。ロシアの民話を素材に、地主の三人息子のうち、正直で働き者の末弟イワンが、最後には悪魔にも...
言(い)わんばかり
口にこそ出さないが、ようすや表情からはっきりそれとわかる。言わぬばかり。「誘ってくれと—のそぶり」
イワンバゾフ‐こくりつげきじょう【イワンバゾフ国立劇場】
《Naroden teatar "Ivan Vazov"/Народен театър "Иван Вазов"》ブルガリアの首都ソフィアにある劇場。1907年開設。詩人・作家イワン=バゾフの名...
イリイチ【Ivan Illich】
[1926〜2002]オーストリア生まれの思想家。ラテンアメリカを中心に活動。カトリックの司祭だったが、教会と対立し解職される。医療や学校制度を中心に、産業社会批判・文明批判・エコロジー論を展開...
イワン【Ivan】
(1世)[?〜1340]キプチャク‐ハン国支配時代のロシアのモスクワ公、ウラジーミル大公。在位1325〜1340。ハン国に取り入り、多くの新領土をモスクワ公国に加えた。 (3世)[1440〜...
クルイロフ【Ivan Andreevich Krïlov】
[1769〜1844]ロシアの詩人。平明なロシア語により、軽妙で社会風刺に富んだ寓意(ぐうい)詩を書いた。クルイローフ。
ゴンチャロフ【Ivan Aleksandrovich Goncharov】
[1812〜1891]ロシアの小説家。人物の性格描写にすぐれた、克明なリアリズムが特色。1853年、プチャーチン提督に従って長崎に来航。小説「オブローモフ」、旅行記「フリゲート艦パルラダ号」など。
ツルゲーネフ【Ivan Sergeevich Turgenev】
[1818〜1883]ロシアの小説家。人道主義に立って社会問題を取り上げる一方、叙情豊かにロシアの田園を描いた。二葉亭四迷の訳で早くから日本に紹介された。作「猟人日記」「ルージン」「父と子」など...