いろ‐おんど【色温度】
《color temperature》高温の物体が放射する、光の色から求める温度。黒体がそれと等しい色を出すときの絶対温度で表す。色温度が高いほど短波長の成分を含むために青味を帯び、逆に低いほど...
ウィーン‐の‐へんいそく【ウィーンの変位則】
1893年にドイツの物理学者ウィーンが発見した、黒体からの熱放射(黒体放射)に関する法則。黒体の絶対温度をTケルビン、放射のエネルギー密度が最大になる波長をλ(ラムダ)メートルとすると、λT=0...
うちゅう‐の‐はれあがり【宇宙の晴(れ)上(が)り】
ビッグバン以来、膨張を続ける宇宙の歴史において、電磁波が初めて自由に伝播できるようになった時期、またはその現象。超高温・高密度の状態で始まった宇宙は膨張に伴い平均温度が下がり、約3000〜400...
うちゅうはいけい‐ニュートリノ【宇宙背景ニュートリノ】
宇宙背景放射と同様に、宇宙空間に一様に存在すると考えられるニュートリノ。ビッグバンの約2秒後に、電子・陽電子・光子と熱平衡状態にあったニュートリノが現在も飛び交っており、その温度は約1.95ケル...
うちゅう‐はいけいほうしゃ【宇宙背景放射】
宇宙のあらゆる方向から同じ強度で入射してくる、絶対温度が約3ケルビンの黒体放射に相当する電波。1965年に米国のA=A=ペンジアスとR=W=ウィルソンが発見。ビッグバン、およびインフレーション宇...