さん‐ぽ【三浦】
李氏朝鮮、世宗の時(1418〜1450)に定められた日本との通商港、乃而浦(ないじほ)(現在の熊川)・富山浦(現在の釜山)・塩浦(現在の蔚山)の3港。
さんぽ‐の‐らん【三浦の乱】
1510年(永正7年)朝鮮の三浦で、日本人居留民が起こした暴動事件。李朝の中宗が即位して強化された密貿易の取り締まりに反発したもの。庚午の倭変。
みうら【三浦】
神奈川県三浦半島南端の市。中心の三崎は大規模な漁港。城ヶ島・油壺など観光地が多い。人口4.8万(2010)。
みうら【三浦】
姓氏の一。 [補説]「三浦」姓の人物三浦按針(みうらあんじん)三浦清宏(みうらきよひろ)三浦乾也(みうらけんや)三浦梧楼(みうらごろう)三浦朱門(みうらしゅもん)三浦(みうら)しをん三浦環(みう...
みうら‐おり【三浦折り】
《多く「ミウラ折り」と書く》宇宙工学者の三浦公亮(こうりょう)が考案した平面の折りたたみ方。折り目は平行四辺形が連続した形になり、一方向に引くだけで開閉ができる。携帯用の地図や人工衛星の太陽電池...
みうら‐あんじん【三浦按針】
[1564〜1620]日本へ来た最初の英国人といわれるウィリアム=アダムズ(William Adams)の日本名。オランダ船リーフデ号の水先案内人として慶長5年(1600)豊後(ぶんご)に漂着、...
みうら‐きよひろ【三浦清宏】
[1930〜 ]小説家・アメリカ文学者。北海道の生まれ。米サンノゼ州立大学を卒業後、旅行会社などに勤務したのち、「長男の出家」で芥川賞受賞。他に「カリフォルニアの歌」「イギリスの霧の中へ」など。
みうら‐けんや【三浦乾也】
[1821〜1889]江戸末期から明治初期の陶工。江戸の人。号、天禄堂。乾也焼を創始。また、破笠(はりつ)細工にもすぐれ、その手法を応用したかんざし・笄(こうがい)などの珠(たま)は乾也玉とよば...
みうら‐ごろう【三浦梧楼】
[1847〜1926]軍人・政治家。山口の生まれ。広島鎮台司令長官として萩の乱を鎮圧。のち、朝鮮特命全権公使として閔妃(びんひ)殺害事件を起こした。晩年は山県有朋とともに政界の黒幕として活動。
みうら‐しゅもん【三浦朱門】
[1926〜2017]小説家。東京の生まれ。妻は曽野綾子。「第三の新人」の一人。「武蔵野インディアン」で芸術選奨。他に「箱庭」「望郷」など。昭和60年(1985)から翌年まで文化庁長官を務めた。...