きかい‐せんばん【奇怪千万】
[形動][文][ナリ]非常に奇怪であるさま。きっかいせんばん。「—な話」「—な振る舞い」
しょうし‐せんばん【笑止千万】
[形動][文][ナリ] 1 非常にこっけいなさま。「—な話」 2 たいそう気の毒なさま。「さても不慮なる事—」〈浮・万金丹・二〉
せん‐ばん【千万】
[名](多く副詞的に用いる) 1 さまざま。いろいろ。はなはだ。まったく。「—心を砕く」「—かたじけない」「返事に堪へかねて、思案すること—なり」〈仮・伊曽保・上〉 2 万が一にも。万一。「是...
せん‐まん【千万】
万の千倍。転じて、非常に数の多いこと。
ち‐よろず【千万】
限りなく多い数。無数。「—の神々」
いかんせんばん【遺憾千万】
物事が思うようにならず、残念でたまらないようす。非常に心残りであるさま。
きかいせんばん【奇怪千万】
普通では考えられないくらい不思議なさま。また、ひどくけしからぬこと。
しょうしせんばん【笑止千万】
非常にばかばかしいこと、おかしいこと。また、そのさま。また、いかにも気の毒なさまに用いられることもある。▽「笑止」はおかしいこと。ばかばかしいこと。また、気の毒なこと。「千万」は語の下に添えて、このうえなくその程度が高いことを表す。
ふらちせんばん【不埒千万】
はなはだしく法や道理から踏み外れていること。非常にけしからぬこと。
ぶれいせんばん【無礼千万】
はなはだしく礼儀にはずれていること。このうえなく失礼なこと。