がいねん‐ろん【概念論】
中世スコラ学における普遍をめぐる実念論と唯名論の論争を調停する立場。普遍は、個物を貫いている共通の本質が心に思い浮かべられて形成された概念であると主張された。代表者はアベラール。
こん‐こん【渾渾/混混】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 水がさかんに流れるさま。また、尽きることなくわくさま。「—とわき出る清水」 2 物事の尽きないさま。特に、弁舌などがとどこおりなくさわやかなさま。「名論卓説、...
ノミナリズム【nominalism】
⇒唯名論(ゆいめいろん)
ふへん‐ろんそう【普遍論争】
普遍は、個物に先立って実在する(実念論)のか、あるいは個物のあとに人間がつくった名辞(唯名論)にすぎないのかという中世スコラ学の論争。→実念論 →唯名論
めいもく‐ろん【名目論】
⇒唯名論(ゆいめいろん)
名論
an excellent opinion; a sound [well-founded] argument [theory]名論卓説excellent opinions and theories
controversial
[形]論争(上)の;異論のある[多い],容易に認められない;〈人が〉議論好きのa controversial decision論議を呼ぶ決定controversialの派生語controvers...
nominal
[形]1 〈肩書き・値などが〉名目上の,名義上の,名ばかりの;表示上の(⇔real)the nominal leader of the party名ばかりの党首2 〈数値などが〉ほんのわずかの;...
nominalism
[名](中世哲学で)唯名論,名目論
めいろん【名論】
[共通する意味] ★すぐれた論、議論。[英] an excellent opinion[使い方]〔名論〕▽今彼が言ったことは名論だ〔高論〕▽先生の御高論を拝聴させていただく〔卓論〕▽君の卓論には...
せいろん【正論】
[共通する意味] ★すぐれた論、議論。[英] an excellent opinion[使い方]〔名論〕▽今彼が言ったことは名論だ〔高論〕▽先生の御高論を拝聴させていただく〔卓論〕▽君の卓論には...
たくろん【卓論】
[共通する意味] ★すぐれた論、議論。[英] an excellent opinion[使い方]〔名論〕▽今彼が言ったことは名論だ〔高論〕▽先生の御高論を拝聴させていただく〔卓論〕▽君の卓論には...
こうろん【高論】
[共通する意味] ★すぐれた論、議論。[英] an excellent opinion[使い方]〔名論〕▽今彼が言ったことは名論だ〔高論〕▽先生の御高論を拝聴させていただく〔卓論〕▽君の卓論には...
オッカム【William of Occam】
[1285ころ〜1349ころ]英国のスコラ哲学者。実在論に反対して唯名論を唱え、英国における経験論の基を開いた。オッカムのウィリアム。
ふじた‐ゆうこく【藤田幽谷】
[1774〜1826]江戸後期の儒学者。水戸藩士。名は一正。通称、次郎左衛門。立原翠軒に学び、「大日本史」編集に加わり、彰考館総裁となった。門下に尊王攘夷派の志士が多く出た。著「正名論」「勧農或...
ホッブズ【Thomas Hobbes】
[1588〜1679]英国の哲学者・政治思想家。自然主義・唯物論・唯名論の立場に立つ。政治論では、社会の自然状態を「万人の万人に対する戦い」ととらえ、人間は、相互に契約を結んで一つの意志に服従す...