てんぽう【天保】
江戸後期、仁孝天皇の時の年号。1830年12月10日〜1844年12月2日。
てんぽう‐きんぎん【天保金銀】
江戸幕府が天保3年(1832)から同9年の間に鋳造した金銀貨の総称。二朱判金・五両判金・小判金・大判金・一分判金・一分銀・丁銀・豆板銀など。
てんぽう‐ざん【天保山】
大阪市港区、安治川(あじがわ)河口の小丘。高さ約4.5メートル。天保年間(1830〜1844)に安治川改修の泥上げでできたもの。江戸時代は、目印山(めじるしやま)と称された。
てんぽうすいこでん【天保水滸伝】
講談。笹川繁蔵(ささがわのしげぞう)と飯岡助五郎(いいおかのすけごろう)の確執や勢力富五郎(せいりきとみごろう)の自殺を中心に、下総(しもうさ)の利根川周辺の侠客の争いを描く。浪曲・歌舞伎などに...
てんぽう‐せん【天保銭】
1 天保通宝の俗称。 2 《明治時代、天保通宝の通用が8厘で1銭に足りないところから》知恵の足りない者。 3 《形が似ているところから》旧陸軍大学校卒業生が胸につけた記章。また、その軍人。