さし‐い・ず【差し出づ/射し出づ】
[動ダ下二] 1 《「さし」は光が射す意》さしはじめる。輝き出る。「日も—・でぬべし」〈枕・三六〉 2 ㋐はっきり姿を現す。ぬきんでる。「さる滝の上に、わらふだの大きさして、—・でたる石あり」〈...
さし‐い・る【差(し)入る】
[動ラ五(四)] 1 (「射し入る」とも書く)光などがさし込む。「—・る月の光」 2 中へ入る。「—・りて見れば、南面(みなみおもて)の格子、皆下ろしてさびしげなるに」〈徒然・四三〉
[動ラ...
さし‐こ・む【差(し)込む】
[動マ五(四)] 1 物の中やすきまなどに、他の物をさしたりはさんだりするようにして入れる。差し入れる。「プラグをコンセントに—・む」「本の間に手紙を—・む」 2 (「射し込む」とも書く)光が入...
さし‐そ・う【差(し)添う】
[動ワ五(ハ四)] 1 (「射し添う」とも書く)光がさして輝く。「夕日の薄赤く—・った小さな池」〈花袋・一兵卒の銃殺〉 2 付け加わる。「心苦しくあはれに細かなる御思ひ—・ひて」〈夜の寝覚・四...