かわしま‐じんべえ【川島甚兵衛】
[1853〜1910]織芸家。京都の生まれ。西陣織生産に功績をあげ、渡欧して日本と外国の技術を総合し、旧来の唐織(からお)り・綴(つづ)れ織りなどを壮麗な芸術品に発展させた。
かわしま‐たけよし【川島武宜】
[1909〜1992]法学者。岐阜の生まれ。東大教授。民法・法社会学の研究に業績を残す。著作に「日本人の法意識」「科学としての法律学」「日本社会の家族的構成」など。平成3年(1991)文化功労者。
かわしま‐の‐みこ【川島皇子】
[657〜691]天智天皇の皇子。天武10年(681)忍壁(おさかべ)親王らとともに帝紀および上古諸事を編纂(へんさん)。懐風藻・万葉集に詩歌が残る。かわしまのおうじ。
かわしま‐ひろもり【川島広守】
[1922〜2012]官僚。福島の生まれ。昭和17年(1942)内務省に入り、警視庁警備局長時代には、大学紛争・安保闘争の警備を担当。内閣官房副長官を経て、同59年プロ野球セリーグ会長に就任。そ...
かわしま‐ゆうぞう【川島雄三】
[1918〜1963]映画監督。青森の生まれ。「還って来た男」で監督デビュー。スラップスティック喜劇や風俗喜劇で知られる。水上勉原作「雁(がん)の寺」など、文芸作品でも評価された。他に「幕末太陽...