あ‐こ【彼処/彼所】
[代]「あそこ」に同じ。「わしゃ—ではえらうきれるがな」〈滑・膝栗毛・五〉 [補説]現代でも京阪地方などで用いる。
あし‐こ【彼処/彼所】
[代]遠称の指示代名詞。場所を示す。あそこ。「—に立てる何人ぞ」〈梁塵秘抄・二〉
あす‐こ【彼処/彼所】
[代]「あそこ」の音変化。「また、—へ行こう」
あそ‐こ【彼処/彼所】
[代] 1 遠称の指示代名詞。話し手と聞き手の双方が承知している場所や状況、人などをさす。 ㋐あの場所、または、例の場所。あすこ。「—に見える店」「また—で待ってるよ」 ㋑あのような程度。あれほ...
かし‐こ【彼処】
[代]遠称の指示代名詞。 1 話し手・聞き手の両方から離れた場所をさす。あそこ。「どこも—も満員だ」「笑声嬉々として此処に起これば、歓呼怒罵乱れて—に湧く」〈独歩・忘れえぬ人々〉 2 話の中にあ...