いとう‐げんぼく【伊東玄朴】
[1801〜1871]江戸末期の蘭方医。肥前の人。シーボルトに師事し、江戸に出て開業。牛痘苗による接種に成功し、同志とともに種痘所を開設。のち幕府の奥医師。
え‐の‐き【榎/朴】
アサ科の落葉高木。高さ20メートルに達する。葉は非相称の卵円形。初夏、淡黄色の雌花と雄花をつけ、秋に橙(だいだい)色で小豆大の甘い実を結ぶ。材は器具・薪炭用。江戸時代には街道の一里塚に植えられた...
かん‐ぼく【簡朴/簡樸】
[名・形動]簡略で素朴なこと。また、そのさま。「その歌のかずかずは、万葉の高古にして—なる」〈藤村・雅言と詩歌〉
こう‐ぼく【厚朴】
ホオノキの樹皮。漢方で、腹痛・下痢・嘔吐(おうと)などに薬用する。
しつ‐ぼく【質朴/質樸】
[名・形動]性格がすなおで律義なこと。また、そのさま。純朴。素朴。「—な人」 [派生]しつぼくさ[名]